ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

円環創生因果:円環と自然選択


生命の内部では
予定された円環をなぞりながら
現象が循環している


この循環が存続するためには
予定されていない現象により
円環が乱されることはあってはならないことだ


だから
出来上がった円環の中で
円環に乱れをもたらす現象は
淘汰される可能性が高まる


逆に
円環をより確実に結ぶような現象は
円環を再現させやすくし
選択され
円環とともに残存してゆく


このように
円環により選択された現象は
円環とともに残存してゆく


このようにして選択された現象は
決して
単独で存続してゆくものではないということだ


あくまでも
選択された現象は
円環とともに存続してゆくのであり
円環に従属しているという性質をも備え持っている


そして
この従属の性質は
円環の完成度が高ければ高いほど強くなる


このように
さまざまな現象が
円環とともに残存してゆく過程が自然選択だ


全体である円環と
部分である現象は
相互依存の関係にある


全体は部分の改変により乱され
部分は全体の中でしか存続しない


身体内部の関係がそうであるように
このような相互依存の関係は
円環の完成度が高くなればなるほど強固なものである


逆に
社会生活の場がそうであるように
このような相互依存の関係は
円環の完成度が低ければ低いほど
その場限りの浮動性の高いものとなっている


身体内部の関係に
より強い淘汰圧が働き
身体外部においては
比較的弱い淘汰圧が働いているということになる


まあ
建て前はともかくとして
社会生活は
身体を維持する為の手段であることが原則なのは
仕方がない当然の帰結ということになるのだろう



身体の
意識や手や足は
互いに強い従属関係にあるのに対して
社会と個人の関係は
身体の部分間の関係よりも
随分と融通が利くやわらかな従属関係になっている
だから
自由を論じたり
義務を論じたりすることができるあやふやな関係が
社会の中に蔓延している


結論がある様でないのは
円環が未成熟であるからであり
高気圧と低気圧がしのぎを削るように
魅力や嫌悪が
規則的であるようなないような風に乗り渦を巻いている

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