円環創生因果:適応の法則
(円環の法則)
円環を循環する現象群は時間経過の中で存続し得る
(適応の法則 経時的全体主義への道)
円環の循環を完成の方向に導く技術は適応度が高い
(循環における適応)
循環する円環を描いている現象群の各現象は
相互の適応度が高いと評価される
(相補的な適応 同時的全体主義への道))
2つの循環する現象群が
相互に循環の完成度を向上させると
この現象群は相互に適応度が高いと評価される
*
完成度の高い適応としての現象の循環は
身体の内部で観察できる
それに比べて
身体と環境との関係においては
その完成度は低い
しかし
環境との相互作用は不完全な適応関係であるがゆえに
戦略や成り行きが格好のドラマの舞台となっており
興味が尽きないところとなっている
進化のドラマも
身体の内側から外側に向けて発せられる
技術のPDSAサークルだ
*
経時的全体主義
メロディーラインは
曲全体において成立し
一音一音はその部品に過ぎない
同時的全体主義
和音や不協和音は
同時に発せられる2つ以上の音が重なり
初めて生じ音であり
同時に発せられるそれぞれの音は
その部品に過ぎない
補完的全体主義(確率的全体主義)
生命は全体主義により成立しているが
永遠に生きられない不完全な存在である
この不完全性を補完するため
生き残る個体の確率の低さを
多数の個体の産出により補いながら
種が維持されている
この補完的全体主義により
個々の個体の失敗が許容されている
この失敗の許容に
進化の原動力が存在している