ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

正誤判断:幻想と現実の区分け


様々な認識を
幻想であるのか
現実であるのかを区別している


その区別が正しくないと
現実と幻想が入り乱れることになるから
正しく区別する必要がある


直観的に
幻想と現実を区別できるのが通常なので
何の意識もすることもなく
現実は現実として
幻想は幻想として認識できている


このことに何の疑く必要がないほどに
この区別が無意識の仕事になってるので
理性や悟性を働かせる必要がない


では無意識はどのようにして
現実と幻想を区分けしているだろう?


その無意識の方法論は
意識していないので語ることはできないのであろうが
意識として
現実と幻想を区別するにはどうしたらよいかは
考えることができる


現実の特徴としては
五感として知覚されているもので
空間的時間的に連続であり
唯一無二であることが挙げられる


これに対して
幻想は
五感として知覚されず
空間的時間的に分断が生じていることがあり
同じことが何回も繰り広げられたりする


こう考えると
帰納法は幻想世界の方法論ということになる


思考は幻想の一種だろうか?


離れた時空を比較することは
幻想世界ならではの荒業だ


そもそも感覚からえた知覚を加工する思考は
感覚から切り離された幻想になる


同じことを繰り返す
学問や
法律や道徳
祈りもまた幻想世界の出来事だ


この幻想世界の出来事が
現実の中に含まれているから
現実は単純に
空間的時間的に連続であり
唯一無二であるというわけにはいかなくなっている


原始的な現実は
空間的時間的に連続であり
唯一無二であるけれど
幻想世界に加工された現実には
再現性があり
異なる空間で同じ事象が現出し
異なる時間に同じ現象が現出する


幻想もまた現実の一部だから仕方がない


それでも
このことを加味しながら
幻想とそれ以外の現実をきちんと区別してるのだから
無意識の仕業には驚かされる


意識には
幻想の中に混じりこんでいる現実と呼べるものを
きちんと抽出することができるだろうか?



現実の中に幻想が混じりこんでいるという五感優位の思考と
幻想の中に現実が紛れてい知識優位の思考が
錯綜し
現実と幻想が入れ乱れた認識世界が広がっている

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