ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

正誤判断:論理の両義性


不公平を嫌う感覚が
優遇されている人への攻撃に繋がっている


自らが優遇されていることには目を瞑り
自らが優遇されていないことに怒りを覚えるのは
ごく自然な感覚だ


自らの優遇は努力の賜物であることは
自らの努力を知っているから容易に理解できる
これに対して
人様の優遇が努力の賜物であることは
人様の努力を知らないので容易には理解できない


こんな理論的な解釈もできるだろうが
まあ
こんな理屈はあってもなくても
人様の幸せに嫉妬し
人様の不幸を喜ぶ感情が
人様の優遇に目をむいて怒らせることになっているのだろう


小さな運不運の差が
大きな幸不幸の差となることがあることは
現実としてあることだ


それを理想論で
あってはならないことにすることができるのだから
理想論は現実的ではない面を持ち合わせている


理想も現実から自由になりたいのだろう


この自由があって
理想が現実を批判する


これは
論理が
現実を動かすベクトルを提供する面である


むろん
論理は忠実に
現実を写し取る面をも持ち合わせている


この両義性により
どちらの側面に立つかで
論理の帰結しての正誤は逆転しまうことにもなってしまう


論理も
現実も
人間が動かす側面があるので
自由で
争いが絶えないということなのだろう

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