ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

現象持続:調和の持続


太古の昔
神は部族の象徴だった


そして
部族間の闘争は
神と神の戦いだった


神は
象徴であり
敵であった


神は生まれては消えゆく存在だった


そんな神を
人類は求め
頼り
生き抜いてきた


神は仲間の象徴だった


仲間を助け
仲間に助けられ
人類は生き延びてきた


神は
仲間を裏切るものを罰し
助け合いを促した


この助け合いを促す中で
法が生まれた


神の名のもとに
法が人々を支配して
秩序をもたらした


人間を助けるために
人間を罰し
秩序をもたらした


神が
象徴であり
敵であったように
法も
象徴となり
敵となった


法は
私を助け
私を規制するために
私を罰する


私の右手や
私の左手や
右足や左足
それに内臓や肛門が
助け合い
協調して動く象徴として「私」が存在するように
社会の中で「法」が私を規制している


法は
調和の存続の象徴であり
神もまた調和の存続の象徴だ


だからなのだろう
永遠不変の権威が添えられている


私の右手にとって
「私」は永遠不変の権威であるのだ


「私」が
「私」のために右手があると思うように
やがて
「神」は
私たちが助け合うために神があるのではなく
「神」のために「私」たちがあると思うのだろう

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