目の構造が違うと
太陽も
今とは違うように見えるのだろう

様々な感覚神経の興奮が
感覚器の先にある刺激を
「私」へと伝えてくれている

この感覚神経の機能を信じることから
「私」の感覚神経への愛が始まった

この感覚神経の機能を信じられず疑い始めると
私は道を見失い路頭に迷うことになるだろう

この感覚神経の機能を信じられるという幸せに
感謝と祈りを捧げなければならない

信心が導くままに
感覚を信じ
私は私を考える
そして
悩む

本物と偽物の愛に
どのような違いがあるのだろう？

結果論が本物と偽物を選別する世界

信じる者が救われれば本物で
信じる者が蹴落とされれば偽物

そんな単純な図式もあるだろう

そんな図式に多要素世界から
偶然の風が吹き
本物も偽物も舞い上がり
混じりあいながら風に流れてゆく

そんな風の中から
もっともっと
さらにもっとたくさんの信ずべきものを探そうと
私は感覚神経の先についている感覚器をさらけ出す