ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定と実践:予定世界の過剰が生む競争


花の種には
予定世界が詰まっている


この予定世界を
実践世界で実現するノウハウが
花の種には詰まっている


このノウハウを忠実に実践し
花を咲かせる種は
いくつもある種のうち
ほんの一部だ


同じ仲間の種と
光や養分をめぐる競争があり
葉を食い荒らす芋虫との戦いもある


そんな競争や戦いをすり抜け
種は花を咲かせ実をつける


予定世界は過剰に存在し
実践世界の中で
淘汰選択されているということだ


夢や希望という予定世界は
現実の中で
淘汰選択されるということでもある


ダーウィンの自然選択説は
個体が過剰に生まれ
淘汰選択が起き
種が変わってゆく理論だ


より抽象的に表現すると
予定世界が過剰に創られ
淘汰選択が起き
実践世界の様相が変化してゆく
ということになる


実践により
予定世界が
選りすぐられていく


何も特別なことはない


当たり前のことが
当たり前のように実践され
予定世界が
選りすぐられてゆくのだ


とても不可思議な力で
世界の様相が維持されているように見えていたのなら
そこには
花の種の中に花が予定されているような不思議が
どこかに隠されているからに違いない

×

非ログインユーザーとして返信する