ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定と実践:天国への妄想


予定が
次の予定に引き継がれ
その予定もまた
次の予定へと引き継がれてゆくと
持続してゆく予定の流れができる


ああなって
それからこうなって
その後はこうだ
そうして
また
ああなって
それからまたこうなって、、、


妄想が
一巡して
また元に戻り
二巡目に入り
さらに
三巡目
四巡目と
繰り返してゆくと
際限なく
妄想を繰り返すことができる


その妄想を実践できると
妄想は
妄想でなく
予定であったことになる


妄想には
実践としての努力はいらないから
楽しい妄想は楽しいだけに終始し
悲しい妄想は悲しいだけに終始するのだけれど
楽しい予定には楽しくない実践が伴うことがあるし
悲しい予定に楽しい実践が伴うこともある


生命は
予定を紡ぎながら
次の世代を送り続ける


死者を送るのが生命ではない


次の命を送るのが生命である


死に至る恐怖におののくよりも
生まれくる命を祝福するすることの方が
命に忠実な実践なのだろう


それでも
その次に何が来るのか?が存在することが
生命であるが故
死は恐怖であり続ける


命は
その先を創り続けてこそ命であり
その先が無くなれば
命ではなくなるから
死は恐怖であり続ける


悲しい予定でも
辛い予定でも
予定があることが
幸いだ


死しても
天国へ行けるという幻想は
この意味でとてもありがたい麻薬のようだ

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