ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

道程の設え:予定表の存在


予定表に文字を刻む


するとどうだろう
私の行動は
その文字に制限される


私が刻んだ文字だろうと
誰かが刻んだ文字だろうとかまわない
その刻まれた文字に従い
私は動く


そうすることで
私は
予定に従い行動できる人間になれる


このような人間にとって
予定表は
道程の設えだ


その設えにより
現実を乗り越えてゆくのだ


むろん
現実を考慮したうえで
無理のない予定を立てなければ
身が持たない


大阪での予定と
東京での予定を同時に入ないのが
予定表の設えの肝要だ


これを同時に入れようとすると
葛藤が起こり
場合によっては
争いに発展する


戦争は
予定の奪い合いだ


人は
他人の予定表に
文字を刻みたがる生き物らしい


予定表に従い生きることを辞めれば
戦争も
あるいは
なくなるのかもしれません


予定もなく
行き当たりばったりで
多くを望まない
しかも
いつ死んでもかまわない
そんな
たわいもない生き物になることさえできれば
戦争も
あるいは
なくなるのかもしれません

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