ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

現象と構造:大気現象の循環構造


現象の連鎖により
循環構造が維持されると
いくら時間が経過しようが
同じ現象が繰り返される


このような循環構造のない
現象の連鎖は
一過的で
単発的なものとなる


竜巻や台風は
大気の動きの中で自然発生する


毎年
いくつもの竜巻や台風が発生するが
先発する竜巻や台風と
後続する竜巻や台風の間には
生命のような親子関係はない


それでも
大気の動きと連鎖している


地上で永続している大気の動きの一様態として
竜巻や台風が現象として現れるのだ


穏やかな晴れ間が
曇り空に引き継がれ
風雨の激しい嵐へと
現象が連鎖している


このような大気現象の連鎖の一幕として
竜巻や台風が現れる


生命の連鎖が途切れると
連鎖していた生命はもはや現れないのと同じように
大気現象がなくなれば
もはや
竜巻や台風も現れないだろう


大気は地球上を循環している


この循環の構造を維持している様々な現象の一つとして
竜巻や台風がある


大気は
様々な現象を連鎖させているが
地球の重力の影響を受け
大気圏外への動きは規制されているのだ


上昇気流は
重力の影響で
永続しない


この規制があるからこそ
大気現象が永続しているのだ


生命の継続よりも
緩い規制であり
大気は
生命よりずいぶん自由な感じだ


夏の浮雲のように悠々と流れたり
秋の嵐のように粗ぶりながら流れてゆく


自由だ


それでも
緩やかに制限されているから
永続している


もっと自由になれば
永続せずに消滅するのだろう


そんなことをつゆ知らず
竜巻や台風は
制限を解除してもらいたいがごとくに
暴れ回り
しかし
それを果たせぬままに
再び
制限された中で
穏やかに流れてゆく


理不尽な制限に対して怒り狂う
嵐のような激情と
同じような運命を描いているようだ

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