ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:他力本願と自力本願


痛かったり
不安になったりするようにできているのは
なぜだろう


痛いのも
不安になるのも反応なら
嬉しいのも
しあわせなのも反応だ


良い反応ばかりなら
ありがたいが
痛かったり
不安になったり
苦しかったりする


嫌なことがあるから
それを避けようと
もがき苦しむ


もがき苦しむことが
生きる側面にあるということだ


もがき苦しみながら
出来なかったことを出来ることに仕上げる


失敗を重ね
改善を重ね
出来なかったことを出来ることに仕上げる


楽ばかりしていると
ただ生きているだけになる


だから
苦しいのも人生の薬なのだろう


それにしても
病気で苦しいのはなんともやりきれない


楽になりたくなる


それでも
この苦しみの向こうに
楽しい時間が待っていると思いながら闘病する


慢性の病ともなれば
その病とうまく付き合いながら
暮らす羽目になる


その病でいることが当たり前になる


不満足な自分の顔形と我慢して連れ添うようなもので
自分の不足を不足とも思わずに
漫然と暮らせるようになる


こうして
不足を不足とも思わず
漫然と暮らしていなければならない


不足を気付いてはならない


「不足だよ」と親切に教えてもらいたくもない




不足のまま
不足と知らず生き抜ければそれでよい




そのために
不足を指摘せず
不足を見守り
不足を補充してもらいたい


それが社会の優しさだろう


それが他力本願というものだろう




痛かったり
不安になったりするようにできているのは
なぜだろう


自力本願への誘いだろうか?

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