ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:遠い全ての中から選ばれているもの


異質が維持されてゆく


ある言葉
その言葉が持つ特異性
すなわち
異質を伝えてゆく


そして
啓蒙がそうであるように
今までになかった言葉は
今までとは違う異質を広めてゆく


A=Bであり
B=Cであれば
A=Cである


AやBやCは
DやEやFではないのかもしれないし
DやEやFもAやBやCと同じものかもしれない


DやEやFのことを
「A=Bであり
 B=Cであれば
 A=Cである」という言葉は
何も教えてくれていない


24文字のアルファベットを組み合わせた言葉は
無限に形成されよう


無限に並ぶ「AAAAA….........」
無限に並ぶ「BBBBB….........」
そんな言葉にも意味を持たせることも可能ではあるが
落語「寿限無・・・」のありがたい名前の様に
実用的ではないだろう


しかし
このような可能性がゼロではない以上
存在する英語の辞書をすべて覚えても
全ての英語を把握したことにはならないだろう


逆位言えば
実用性が今の英単語を維持しているということだろう


実用性には
承継性も含まれようし
発音が持つイメージもあるだろう


様々な実用性により淘汰選択がなされ
言葉が進化してきた歴史があるということだ


この歴史が
言葉として選ばれ使用されている単語の
他のアルファベットの組み合わせとは違う異質性が保持されて来た


意味を持つのだ


意味を持ち
人々の間でその意味を伝え合う媒体として
英単語が空間を行き来しながら
異質性を保持し
その異質性が
人間の活動を通じ
言葉の媒体としての物質以外の物質の在り様に
さまざまな影響を与えている


生き物も
このような言葉のように
進化し
互いに影響を与えながら
異質性を維持している


アリの身体は
なぜ地面や空気とは異なるのか?


私の身体も
地面や空気と接しながら異質を維持している


私の思考も
他者と接しながらも異質を維持している


このような異質を維持するすべての力に
神様が宿っっているのかもしれない


無限に並ぶ「AAAAA….........」にも
神様が宿っていると考えることもできようが
実用性を備えた文字の並びに神様が宿っている
という考え方もあるだろう


前者の神は無限の全ての神様であり
後者の神は限定された現在のその場の神様といったところだろうか


前者の神様が
自然選択され
後者の神様に変身したということだ


八百万の神様は
様々な生き物が地上に棲んでいるという現実を移した
実証的な神様ということになる


今生きているということが
選ばれた神性が宿っているということである

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