ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

思考と実体:世界内存在と世界外存在


同調により成立している世界において
その同調から外れた存在は
その世界の構築に寄与する存在ではない


むしろ
構築を阻害する存在であったりする


ここに
世界内存在と
世界外存在を区別する利点が生まれる


この利点を生かすために
思考上の同調が
実体の存在を区別することになる


思考が
実体を制しようとする局面である


この局面において
事実よりも
同調すべき思考に合致しているかどうかが
問われ続けることになる


これが
「事実を超えた真実」
という言葉が存在する所以であろうか


こうして
政治には政治の理論ができ
司法には司法の理論ができ
企業には企業の理論ができ
労働者には労働者の理論ができ
心臓には心臓の理論ができ
右手には右手の理論ができる


そして私は私の理論を擁護し
彼は彼の理論を擁護しながら
同調する部分において世界を共有する


身体も社会も
そんな同調により成立した世界である


私は私の身体の同調を裏切れないところがあり
私の所属する社会の同調をも裏切れないところがある


けれど
身体と社会
そのどちらからも自由になりたいのだから
意識にもそれなりの独立心がある


独立と従属


地球が太陽系から逃れられないように
私も様々なしがらみの中で
独立を模索し続ける

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