ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

記憶と実践:手術台に乗せられた私は祈る外なかった


記憶に佇む時間と
実践にいそしむ時間がある


記憶に佇む時間においては
脳が活発に活動し
実践にいそしむ時間においては
筋肉が活発に活動する


記憶に佇む時間においては
内部の改変が進み
実践にいそしむ時間においては
外部の改変が進んでゆく


記憶に佇みながら
実践を為し
実践をいそしみながら
記憶を改変し
内部と外部が通じ合う


この通じ合うことにより
調和が生まれ
あるいは
対立は明確になる


こうして
好ましからざる外部に対して
どう対処してゆくのか
記憶に佇みながら考えることができるようになっている


ところが
どうも対処しようもない外部の横暴に直面し
そう対処してよいのか
途方に暮れる時がある


逃げるという対応もできない時
祈る外なくなる


自己以外に救いを求めるのである


弱いから祈るのである


その弱さを乗り越えようとするから
祈るのである


その弱さに全てを諦めるとき
祈ることもやめるのだろう

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