ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

少機能の気軽さと多機能の贅沢


上手くいくことだけを拾い集めると
凡人も天才になれる


失敗がなければ良いか、と言えば
そうもいかない


何もしなければ失敗もしないが
成功もしない


沢山の成功と
わずかな失敗がいい



多細胞生物と
単細胞生物がいる


多細胞生物は
細胞がたくさんあり
いろんな種類の細胞があるから
機能も盛り沢山だ


対して
単細胞生物は
ひとつの細胞で命を維持しているので
機能は多細胞生物に比べすくない
少ないけれど
命を維持するにはたくさんのことをしている
それでも少ないから
環境に対する順応能力は比較的低い
環境が変化すると
個体数が劇的に増えたり
劇的に減ったりする


小さいから増えるのは比較的早い
だから
良い環境ではたくさん増え
悪くなればさっさと死滅する


お気楽な生き物と言ってしまえば
その通りかもしれないが
機能が少ないので
悪い環境を耐え忍ぶことができないのだから
仕方ない


機能がたくさんあると
悪い環境を耐え忍ぶことも可能になる


沢山の機能があるから
その維持も大変だ


一般に
多細胞生物の方が
単細胞生物より高等であるといわれる


結果として
理不尽な環境でも
耐え忍ぶ力強さがあるから
高等と呼ばれるのかもしれないけれど
実にたくさんの機能を
そつなくこなす能力があるからこそ
高等と呼ばれる所以になっているのだろう



いろいろできて
やっとこさ
一人前の手前と呼ばれる世界もある


お気軽なだけではいられないのが
高等生物の宿命なのだろう


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メモ


人事を尽くして天命を待つ


単細胞生物も
やるべきを尽くして
天命を待っている


多細胞生物も
やるべきを尽くして
天命を待っている


天命を待つ前の前段で
「やれること」が
人により違っている


「やること」も
人により大きく違っている


「やれること」と
「やること」の差に
面と向かい合う時間もあれば

背を向ける時間もある


耐え忍びながら生き延びることもできるし
向う見ずにお気軽に生きることもできる


選択肢が広いということもできるし
選択に応じて生きることができるということもできる


やろうと思えば色々やれる
こういった意味では
とても贅沢な生き物として
生まれてきたようだ


苦労を続けることもできるのだ


ありがとうございます

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