ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

偶然の中に小さなたくさんの必然を見つける努力


偶然と必然を区別する線を
どこかに引きたがるのが
人間の性だろう



下手なゴルフに興じる


長いパットが入って悦に入る時があるから
止められない


このパットは偶然入ったのか?
必然的に入ったのだろうか?



地球が太陽の周りを
現在の質量で
現在の距離で
現在の速度で廻っている


もう少し遠くを回らなかったのは
偶然だろうか?
必然か?


火星と地球の間に
目に見える惑星が存在しない
この不在という寂しさの原因を
物理学の法則では究明できない



心臓が伸縮を繰り返す
心筋細胞内にある
タンパク質であるアクチンとミオシンなどが
高エネルギー物質ATPを消費しながら
伸びたり縮んだりしている


今動いているシステムを
化学は説明できる
そして
他の代替可能な物質でも
同じシステムを組み立てれることを潜在を説明できる
けれど
今のシステムが今あることを
今あることにゆだねることしかできない



過去の出来事を
詳細に探求することができない
この限界が
偶然の世界に大きな窓を開けている


この不確定の世界を
支配しようとする努力が
様々に思索されている


時に
不確定なものを確定的なものとして
偶然なるものが必然なるものとして語られる


このような両義性のある世界のどのあたりに線を引くのか?
智慧が試される


ーーーーー
メモ


運命が
必然の流れなのか
偶然の流れなのか
気になる


偶然を支配して
制御できないか?
などと
賦存なことを考えもする



昔に比べ
天気予報が当たるようになった


観察し蓄積してきたデータの
質と量が向上した成果だろう


観察地点が増え
観察項目が増え
予想が当たる確率を上げてきたということだ


それでもまだ
偶然の窓がまだ開いている


さらなる努力が重ねられている



地道な繰り返しの中で
より確実な繰り返しが模索される


そのために
何が必然で
何が偶然かが思索され続ける


より確実にするための思索に
不可欠な智慧なのだろう


少しづつ
偶然に任せていることを見つけては
その偶然を支配している要因を分析しては
たくさんの小さな必然を見つける


その小さな必然を把握することで
偶然を排除できないまでも
現象の関係性を必然的に把握できるように努力を重ねる



育つということには
時間が必要だ


1000年前から
携帯電話の材料は地上に存在していた
相対性理論に則った現象も存在していた
便利で役立つ機械や法則は
素材はあっても存在していなかった


1000年後
どこまで人類は成長するのだろうか?


観察と工夫を記録としてどこまで積み重ね
偶然を支配する知恵をどのように働かせてゆくだろう


地道な作業を
少しづつ
少しづつ
少しづつ


皆で
少しずつ
少しづつ


みんなが少しずつ


ありがとうございます

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