ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

個人主義と全体主義のサジ加減


大きな目標に向かって
人間が活動する時
その目標に向かう人が多い集団ほど
その目標を達成しやすい
また
その目標に向かわない人を排除した集団ほど
効率よく目標に向かいやすい


このような全体主義の効率性が
個人の自由の尊厳を踏みにじることがある


踏みにじられた自由のなかに
怠け心という自由もあるのかだら
踏みにじるのがよいこともある
しかし
悲鳴を上げる自由もあろう


サジ加減が難しい


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メモ


塩加減がちょうどよい料理に出会うと
ほっとする


いつもしょっぱいものを食べていると
やはりしょっぱくないと物足りない


薄味の料理に慣れていると
しょっぱいと食が進まない


以上のような背景があっても
「塩分は控えたほうが健康に良い」と
全体主義的に宣伝がなされると
全体的に塩加減は薄めになってゆく



個人の権利を擁護する全体主義は
怠けものを育てやすい側面がある
目標の達成を掲げる全体主義は
個人を犠牲にするリスクがある



私という全体主義が
時間で分割された
その場限りの
個人主義的な私を統括している


時間により微分された私は
積分された全体主義の私から自由になり
夢に向かって時間を使うことを拒んで
怠けたくなることもある
その時
積分された全体的私は
そうはさせまいと様々に囁き
夢に向かって活動するように叱咤する


微分された私は
積分された全体主義的な私に対して
抑圧される自由も
解放される自由も有しているらしい
そして
これらの自由をそのように享受すべきか
いかにして放棄すべきか悩まされている


サジ加減だ


いつもどこかで
周囲の状況を眺めながら
サジ加減ばかりしている気がする
そしていつしか
自分の目標を忘れ
周囲の状況ばかりに気が回るようになってきた


周囲に調和したのだ
周囲に取り込まれたのではない


そう強がるのも
社会の中から私を
微分して独立させる能力があるからだ


微分して取り出された
過去のない私や
社会とつらなりのない私が
自由の翼をはためかせ
白日夢を飛んでゆく

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