ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

知は「よりよい」を再現する力である


なぜ筋肉が動くかを知らなくても
歩けるし
口を動かせる


どんなものを食べればよいのか
きちんとわかっていなくても
美味しそうなものを
なんとなく食べていれば
身体が維持できる


知らなくても
なんとなく何とかなってゆくのが
身体機能だ


このように身体機能については
さらに「知る」ということは
必要条件でも
十分条件でもない
いうなれば
付加価値条件だ


”もっとよくなるために”知るべきことを知る


付加価値を求め
人間は知識を集め広め深め
その知識を利用して
自然を加工し付加価値をつけ
より都合の良い自然へと作り変えてきた
そして
人工の自然を維持するために
知識は必要条件となってきた


考えてみれば
筋肉が動く仕組みも
細胞たちの知識だ


筋肉が進化する以前には
筋肉が動く仕組みは
今のような必要条件ではなく
付加価値条件だったのだろう


ーーーーー
メモ


なくてもよかったものが
いつのまにか必要不可欠なものになってゆく


このようなことが起こるためには
必要不可欠なものを再現する能力が必要だ


記録、記憶を残し
それを再現するシステムが
付加価値を必要不可欠なものへと変え
これらのものを様々に蓄積した来た


遺伝子システムの
付加価値の出現は
遺伝子の重複と自然変異によっていたが
人間の知的システムは
知識の目的に応じた改変によっている


自由に変わるものから
付加価値を選択してゆく遺伝子システムより効率よく
人間の知的システムは付加価値を創造してきた
この創造過程を
より効率的に短期間に行おうというのが
AIだ


付加価値は
「よりよい」という目的を達成することにある


人間にとっての「よりよい」のために
自然が犠牲になってきた


原発により
経済のために生活が犠牲になってきた


宗教や国家や会社等々
人為的組織の目的は何だろう?



万人にやさしい神を再現し続けるのも
人間の知の力だ


知の力がどこへ向くのか
AIの力がどこへ向くのか


知により生じた歪みを
別の知により改善してゆく


技術は技術を信じる者のために
恩恵を与え続けてゆくのだろう


人智を持たない動物にも
人智の恩恵をふりそそげば
人間と動物の関係は平穏なものになるだろう


言い方を変えると
技術を持てない者も
技術の恩恵が賜れるようにしなれば
人間社会は平穏から遠ざかる


悲しいかな、、、
平穏でないから
更なる技術や知が追及されつづけているようだ


動物と人間の格差は
広がるばかりだ

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