ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

偏見が創造する秩序たち


恋は偏見


偏見という言葉は
悪く使われることが多いが
恋愛も
ある意味
偏見だ


偏見は
特定な存在を
特別な存在と位置づける嗜好だ


「あの人でなければだめだ」


これは典型的な偏見であって
この偏見が失われれば
「なんであの人じゃなければいけないのか
 他にもいっぱい人がいるじゃないか」
という事になる


偏見の維持が
恋愛を維持し
婚姻生活を維持している


偏見が
さまざまに秩序を維持している


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メモ


ハンセン氏病
原爆被爆者
在日外国人
障がい者
性的マイナリティー
異教徒
県民性
国民性
性別
年齢
血液型
出自
正規非正規
目の色
肌の色
生物種
動物植物
益虫害虫
未婚既婚
持家借家
身支度
所有車
言葉使い
顔かたち
等々


偏見が言葉を生み
言葉が新たな偏見を指摘する


偏見が偏見を助長する


好きがもっと好きになり
嫌いがもっと嫌いになったりする


人間は
偏見と共に生きる生き物らしい


言葉は偏見の象徴であり
偏見を偏見として維持し
偏見を偏見として助長する


言葉を操る人間は
その偏見の傾向性に対し
常に自己警告が必要だ


ただ
その警告が強くなりすぎると
社会への攻撃になるから厄介だ


偏見がなければ
集団も成立しがたいし
言葉も成立しない


人間の強さは
「我々は素晴らしい」といった
生きる価値を創造し集団を形成する
生まれ持った偏見で維持されてきている


そして
人間への攻撃にもなる


「私は素晴らしい」という偏見は
人生を楽にする


だから
偏見をただ否定する事は
とてもできない


敬意をもって
行き過ぎを警戒しなければならぬのだろう


サジ加減が必要だ

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