コード表による秩序変換は物質を超越する
コンピューターに日本語で入力する
コンピューターは0と1の配列に置き換えるという
この日本語で作った0と1の配列を
英語として変換すると意味不明になる
ところがまた日本語として返還すると
元の意味のある日本語に戻る
0と1の配列を見ても意味があるのかわからない
秩序だっているかどうかわからないということだ
意味の通る日本語は秩序だったものだ
ならば
これを0と1の配列に変換したものも秩序だったものだ
この秩序だったものを英語にすると意味不明の無秩序にるから不思議だ
変換の規則性はコード表に従った変換がなされているからである
このコード表が言語ごとに異なるので
変換前言語と変換後言語で異なる場合には
規則性が崩壊してしまう
言葉とその意味の関係も
ある種コード表のようなものだ
白色を黒色と思っている人に
白い帽子取ってくれと言っても
黒い帽子を持ってくることになる
遺伝子のDNAとタンパク質の関係も
コード表で決まっている
DNAからあたらしいDNAを合成する過程も
コード表で定められた規則性に従っている
コード表は恣意的に決めれれたものが
連綿として維持されて機能している
ある意味
天界のイデアのような存在である
天界というのは大げさなのですが
遺伝子のコードシステムは
地上の全生命が共有している全地球的なシステムだ
地域ごと言語体系が違うのとはわけが違う
古の太古から
物質から物質へコード表に従い秩序が伝承されてきたのだ
秩序の維持にはエネルギーが不可欠だ
エネルギーを取得するシステムがある
遺伝子を生命活動に変換するシステムがある
遺伝子を複製して増殖するシステムがある
すべてコード表に従った
秩序だった物質から秩序だった別の物質への秩序の付与である
秩序は可変的に物質の形をとる
言葉も
文字のこともあれば
声の時もある
秩序は物質に置換されている
コード表で読み取るシステムが反応すれば
物質としてでなく秩序としてふるまうのだ
物質そのものだけでは情報としての秩序ではなく
他の存在がないと情報としてふるまえないのだ
ここに情報の物質界からの跳躍をみる
動きのない 物質
動きのある 秩序の変換
不変(ほぼほぼ)のコード表
方向性のある反応の集積は
ディープラーニングを通じて
また
新たな地平を見せてくれるのだろう
AIの反応の多様性において
AIのもたらす成果の多様性において
人間にはできなかった何かをふくめ
見つかる秩序があるのだろう
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メモ
因果律は
先行エピソードと後続エピソードの
蓋然性が高い場合に認識さるエピソード間の関係である
この関係を
ビックデータから取り出す作業が
AIによるディープラーニングのひとつなのだろう
こうすれば大体においてああなる
東京オリンピックにむけて
様々に人が様々な立場で活動している
東京オリンピックを構成する様々なエピソードが
滞りなく行われるよう活動している
それぞれの立場で
因果律を参考にしながら
どうすればよいのか思案しているのだ
「こうする」と「ああなる」を結ぶ因果律は
緩いコード表のようなものだろう
東京オリンピックの成功を祈願いたします