はじめに言葉ありきの地平を超えて語ること
AIが様々な知的作業を圧巻している
このことは
帰納法の演繹法に対する勝利と評価できる
AIが
様々な帰納法的蓋然性の評価を重ねることで
機能しており
さらには
定理からの演繹を
最低限にとどめているからである
だから今までの定石は
AIにより覆されたりする
*
言葉がなければ
語れない
しかし
それ以前に
対象無くして命名ができない
言葉がなくても
機能している秩序が
たくさん存在している
帰納法的に認識できる秩序ばかりではなく
認識できない秩序もあるだろう
語りえぬものに沈黙しなければならないように
認識を超えた秩序を認識できない
*
形を変えながら
循環論が存在している
生きようとして生きているし
生きているから生きようとする
言葉も同じだ
言葉があるのは後でも先でもない
循環してるのだ
これを
言葉が先にあるとしてしまうから
言葉がないと語れない
*
同じことを繰り返していると
時間が経過する
時間が経過することは
動きがあるということだ
動きの中で存在が継続する背景に
循環がある
循環が時を超えてゆく
生命環が
時を超えてゆく
惑星の軌道運動が
時を超えてゆく
はじめに言葉があるのではない
はじめに言葉があるのは文化の世界
命の世界には別のはじめがあり
銀河の世界にはまた別のはじまりがあり
循環が時を超えてゆく
はじめに循環ありき
さまざまな循環の上に
言葉が循環している
言葉以前のことを
言葉で語れなければ
言葉以前のことは無いことにするより仕方がない