ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

自己擁護


人の悪癖は
よく気が付くのだけれど
自分のものとなると
ぼんやりしている


人の猫背は
よく気が付くのだけれど
自分の猫背は気づかない


身体には
補い合う能力が授けられているので
身体に少しばかり歪みがあっても
体の不調に直結しない


けれど
補完が難しいほどに
あちこちが歪んでしまうと
不調が現れる


だから
そんな不調が表面化する前に
様々な歪みを
あるべき姿に日々整えたい


そのためには
自分を厳しく眺めなければならぬのだろう


「自分は素晴らしい」
そう思っていないと思っていても
この先入観が
自分に向ける目を曇らせている


そう思いたい時は
思いっきり
「自分は素晴らしい」と思えばいい


そして
時々
この思いを否定しながら
自分を眺めてみる


それでも
私の悪癖をなかなかはっきりと見つけられない
私の歪みがわからない


自分のことを見ていない
見えずにいる
これが一番の悪癖なのだろう


それが幸せなのだろう

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