どのような記憶と共に生きるか
人間は
記憶と共に生きている
そして
記憶が導く未来を描く
描かれた
好ましい未来や
忌まわしい未来とともに
人間は生きている
未来を描く元の素材としての記憶が異なると
異なった未来を描くことになる
そこで
どのような記憶と共に生きるのかを
考えることになる
主義主張は
このような過程で生まれてくるのだろう
聞く耳を持たなければ
言葉としての記録は記憶にならず
融合することなく
異なる主義主張が繰り返される
記録が開かれた存在であっても
記憶が閉じられていれば
思考は閉ざされ中で流転する
いつもとは違う音楽を聴いてみよう
いつもとは違く景色を見てみよう
いつもとは違う絵画を見てみよう