「その鰹節は人間のものである」 という決定論を受け入れる能力のない猫も 「吾輩は猫である」 という決定論を受け入れているらしく 猫として生きている 私も 「吾輩は人間である」 という決定論を受け入れて生きている その上で 「これは私のものである」 あるいは 「それはあなたのものである」という 過去... 続きをみる
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これから寒くなるから 冬ごもりの準備をしよう これから暖かくなり 食べ物が豊かになるから子育てを始めよう 生命は 未来を予定しながら今を生きている 来たるべき未来に どう反応するのか? この反応を準備しながら今を生きている 人間も生き物だから 人間の頭の中にも 未来の想定が沸き上がり それにどう対... 続きをみる
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やりたいことと やらなければならないことの 狭間の中で 今日も一日暮れてゆく やり遂げたことは いつの間にやら 過去の闇の中へと消えている ただ 記憶がそれを留めてくれている 言いたいことと 言わなければならないことの 狭間の中で 今日も一日暮れてゆく 交わす言葉の中で 様々な未来が生まれては消え... 続きをみる
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過去は存在しない 未来も存在しない 今はそういう状態だ 今ある過去の遺物は 過去そのものの姿ではない 記憶も 記録も 今であり 過去そのものではない 過去を思う今は 確かに今ある そして その思う事は それぞれの個人の裁量に任されている 他人は影響を与えることができるだけだ 記録を含めた過去の遺物... 続きをみる