ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

トリプルワールド16


生命は
動き続けながら
同じであり続けている


同じ現象が
永遠に続くかのように
繰り返している


太陽の周りを地球が回るように
同じ現象を繰り返している


地球の公転と
生命現象の違いは
地球の公転が慣性により維持されているのに対して
生命現象の繰り返しには
この繰り返される現象に必要なエネルギーを
獲得する現象も含まれている点にある


しかも
これらのシステムを自己組織化し
形成する能力を持っている


アリストテレスの四原因説に即していえば
自己となる質料を選別し集合させ
自己たる形相を備える
これにより
自己たる作用としての現象が持続し
自己が自律的に存続するという
自己存在の目的が成立している


地球の公転に目的はないけれど
生命には自己保存という目的がある


自己保存できない生命は
目的を達成できず崩壊する


この目的を達成するために
主体が存在し
主体世界が成立している


ファーストワールドにはない
自律性
特異性が
セカンドワールドを彩っている


自律性は
目的因と形成因の自己完結的な循環だ


右は左の反対側であり
左は右の反対側である
こんな様に理論が循環するように
形成できることが目的であり
目的を達成できるように形成がなされ
この循環の中で
セカンドワールドが維持される

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