ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

トリプルワールド17


セカンドワールドを特徴づける
自律性と特異性は
外部に対する反応
の他
内部の他反応に対する反応として現象している


植物の細胞の中では
葉緑体で作られたATPを利用しながら
酵素反応が次から次へと予定されたとおりに起こり
カルビン回路が回る
そして
二酸化炭素が糖へと合成されてゆく
植物が生まれてから
酵素群で連帯して行われるこの回路の回転は
代々引き継がれ
途切れることなく承継されてきている


クエン酸回路が回ると
糖が分解されてATPが合成される
この回路も
樽俎呼吸する細胞により代々承継され
廻り続けている


DNAの情報を基に
エネルギー獲得システムが稼働し
この獲得したエネルギーを利用して
DNAの情報が複製される


このような
それぞれの現象を受け持つ反応が
連帯して維持されている回転も
細胞たちにより代々受け継がれいる


様々な反応が連帯して回転して循環しながら
時間を超えている


このような自律的に制御され
強固に関連付けられた循環の単位が
セカンドワールドであり
このような循環が複数存在し
相互に関係しあい
さらなる自律的循環が形成されると
サードワールドということになる


循環の流れの関連性の強さが強いと
セカンドワールドと認識されやすく
これが比較的弱いと
サードワルドと認識されやすい


また
多細胞生物の身体は
細胞を主体としたときのサードワールド
人間の社会は
身体を主体とした時のサードワールドというように
思考対象に応じて
下位のホロン階層がセカンドワールド
上位のホロン階層がサードワールドと認識される

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