自己機械化現象:義務が創生する対応世界
A ⇔ T
G ⇔ C
AがTに対応し
GがCに対応すると
ATGCは
TACGに対応することになる
*
朝 ⇔ morning
夕 ⇔ evening
対応関係は義務が付与されて
成立する秩序だ
このような対応関係を観察し
文字として記載してゆくこともまた
新たな対応関係の創生だ
色は光の波長として数値化される
この数値化も
対応関係を義務付けることにより成立している
景色と脳神経細胞の興奮の関係も
様々な義務の上に成り立っている
義務化された定式的な反応により
様々な対応世界が紐づけられている
*
対応世界が自己機械を維持している
自己機械が対応世界を維持している
この双方向的な依存関係の渦の中で
自己機械化現象が進展し
対応世界が多様化し
先鋭化している
*
右は
北を向いた時の東の方向であり
東は
北を向いた時の右側だ
*
思考される意義の世界がある
対応世界は
対応世界が成立する意義を
自己機械に求め
自己機械は
自己機械の存在意義を
対応世界に求め続ける
*
A ⇔ T
G ⇔ C
AはTに存在意義を求め
GはCに存在意義を求めることができる
AやT
GやCに
存在意義を思考する能力があればの話である
意義を思考してもしなくても
義務が存在していると
A ⇔ G
はエラーとなり
対応関係は破綻する
破綻すると
観察される義務は存在しなくなり
思考される意義も存在しなくなる
そもそも
観察や思考の対象が存在しなくなる