対応世界:主体化
主体は
対応世界たちの円環的循環の象徴だ
文字や発音や意味という対応関係にある
言葉の側面たちが
円環的に一つになって
「言葉」として主体化している
DNAとRNAそれにたんぱく質の対応関係も
セントラルドグマとして細胞機能を発揮し
その結果DNAを複製するとことにより
円環を形成している
このような円環は細胞という主体を形成している
法律と社会生活としての実体も
円環的関係にあり
相互に対等関係を結んでいる
経済や
貨幣
賃金
資本
社会という主体は
円環的対応関係が
複雑に関連しあい成立している
宗教も
人の心と
言い伝えの円環的循環が
継続しているからこそ
主体として存続している
円環的な反応の渦が
様々な主体を形作っている
渦が主体の単位だ
いくつもの渦が一つの渦を作ったりもする
言葉を構成する
文字や発音や意味の関係の中で
仮に意味が「不在」となった時
円環関係は崩壊し
言葉の渦は消えてゆくのだろう