ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

正誤判断:記憶という幻想の中で


覚えられなかったり
覚える気のないことは
何時まで経ってもうまくできないし
進歩もない


同じように
記憶能力がないと
正しいことを正しいと覚えられないし
誤ったっことを誤ったことと覚えられない


正誤は
記憶の中の存在らしい


記憶は
大事なことと
大事ではないことを区別しながら機能している


夢は夢
現実は現実と区別するように
正しいことと
正しくないことを整理している


このような記憶の整頓を
どのように行うべきかが
哲学のテーマにもなってきた


方法論的懐疑のように
まずは
記憶をすべて幻のような存在としてとらえ
その中から真実をどのように抽出するかを
議論するのだ


記憶も幻想の一つと云うわけだ


大切な記憶も
今現在の現実ではない限り
幻想と言われても仕方あるまい


このような議論の中で
帰納法の機能が理解されてきたし
ベイズの定理の価値も見出されて来た


神や法律の役割も
共同幻想の中の協調性維持の観点で
理解されよう


記憶の幻想の中で
様々な存在の対応関係が成立している


視覚と言葉
視覚と音
音と感覚
観念と実践


有用な対応関係が
大切なものとして記憶され
有用でない対応関係は
処理される頻度が少なく
忘れやすくなっている


頻繁に登場する毎日見る幻想としての景色を
現実として認識している


毎日繰り返され現れる幻想の中にある存在を
現実の存在として認識している


お日様が西から昇れば
私の中の幻想の整理棚は
大きく揺れ動くことになるだろう


帰納法と
条件付き帰納法ともいえるベイズの定理が
現実的なことを
理論的に抽出してくれるけれど
感覚的に
意識は
現実的な記憶と
幻想としての記憶を
無意識的に整理しているらしい


この無意識の中で
皆が共有してる嘘が真実として整理されたりするから
言葉の世界は
威厳と虚構が入り乱れ
摩訶不思議なワンダーランドを形成できるし
それを現実のように仕立て上げられる

×

非ログインユーザーとして返信する