ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

多元論:対応関係が世界を創る


たとえば
白色という言葉と
白い猫の白は
同一である


白いということで
物質的には異なる存在が
観念的に同じ存在となる


この同一化は
言葉の世界と
視覚世界の対応関係が
制約的に決定されているからである


ところで
オレンジ色も
金茶
蜜柑色
黄赤
人参色
赤橙
金赤
朱色というように細分できる


このような言葉を使い分けている人と
使い分けていない人とでは
同じ色でも
観念として異なる色の言葉を持ち出すことになる


同じように
絶対音感を持ち主「と
持たない人とでは
同じ音に対して
異なる音の言葉を頭に描くことになる


物質と言葉の対応関係が
より詳細に形成されれば
より多彩な言葉の世界が出来上がる


対応関係が
言葉の世界を創生しているということだ


科学も
専門用語が非日常的な世界を表現している


対応関係が正確に多彩になるにつれ
創生される世界の緻密さが増してゆく


緻密さが増せば増すほどに
世界を維持する為の技量もますので
新しい世界を創造し維持することは
大変なことであり
苦労も伴う


生命は
そんな苦労を積み重ね生きている


それぞれの命が
それぞれの世界で対応関係を維持し
それぞれの命を創生し続けている


インスリンとインスリン受容体の対応関係が崩壊すると
インスリン抵抗性の糖尿病になるとの事である

×

非ログインユーザーとして返信する