ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

脱中心化:脱中心化と組織化


多細胞生物の細胞も
培養液の中で生きてゆくことができる


多細胞生物の一つ一つの細胞も
それぞれが自律した存在として
それぞれの予定調和を実践しているからこそ
体外に放り出されても
条件さえ整っていれば生存できる


この意味で
それぞれの細胞も
全体主義の中心を形成している


まがいなりにも
自らが生きるために
何をすべきかを
自らが決め
その決めごとに従い実践する能力を備えており
自ら自律した中心を描き実践している主体であるからだ


しかし
多細胞生物の細胞の自律性は
単細胞生物の細胞の自律性よりも相対的に低い


多細胞税物の細胞では
決めごとを実践できる環境が限られており
通常は
他の細胞と協調して機能していないと生きられないからだ


多細胞生物の細胞は
他の身体機能への従属性が高いということであり
多細胞生物の細胞は
自律性も従属性も高いので
単細胞生物の細胞より
相対的に自律性が低いと認識できるということだ


従属性の高まりは
個体全体としての協調の上に成立しており
この協調が個体としての中心としての全体を統括している


自律の中心が
細胞から身体全体へとシフトすることにより
多細胞生物としての全体が保持されているということだ


細胞だけでなく
個体としての身体全体が
自らが生きるために
何をすべきかを
自らが決め
その決めごとに従い実践する能力を備えており
自ら自律した中心を描き実践している主体でもあるのだ


細胞を中心に考えた時
この身体の中心化は
細胞の自律性を抑え従属性を高めるという点で
細胞の脱中心化でもある


全体の整合性の中で
細胞がなすべきことが決められ
その決めごとを
細胞が実践してゆくのだ


言語のような情報が
このような組織化には欠かせない


様々な言葉が
個人の脱中心化をもたらし社会を組織化するように
様々な生体高分子が情報となり
細胞が多細胞生物として全体化に供されている


情報は
全体主義による秩序維持のための
大切な技術となっている

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