ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

多元論:カタツムリの殻の渦


カタツムリは
閉じこもる殻を持っているけれど
閉じこもってばかりはいない


生きるために
殻から身体を出して活動する


同じように
人間は
寝ていることができるけれど
寝ているばかりではなく
いやいやながらでも
寝床から出て活動する


寝ている時は
目を閉じ
耳をふさぎ
鼻も臭いから遠ざかっている


感覚は無くなり
意識は殻に閉じこもった状態になっている


それなのに、、、いや
それだから、、、なのか
寝ている時に
何もしていないのではなくて
不思議な夢を見たりしている


起きている時にも白日夢を見たりするのだけれど
寝ている時に見る夢に比べたら
とても現実的だ


起きていると
現実が夢の中にまで入り込んで
夢を現実的なものにしてしまう


様々な感覚が
現実と夢を連ねている


この連なりが途切れたら
起きていながら
夢の世界を漂うことになるのだろうか?


だとしたら
現実よりも
夢の世界が先にあり
それに現実が加工を加えるという図式が成立する


この加工は
夢があり
現実においてそれを実現してゆく世界観とは
逆の方向である


まあ
現実と夢が
感覚や運動により連なりを持ち
循環している


この循環の中心に
意識の渦ができているのだろう


カタツムリの殻の渦も
そんな循環の象徴なのかもしれない

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