ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

多元論:多元化する世界観


地球環境を保全するには
人間がいなくなれば良い


人間が居ようが居まいが
地球は回るのだ


こんなふうに割り切れないから
なんとかしようと
地球環境について
総論賛成各論反対の議論が盛り上がり
自分を棚において
他人を攻撃したりすることになる


人間は
人間のための地球を創造したいのだ


もっといえば
自分のための地球を創造したいのだ


ありのままの地球では物足りず
人間のための
自分のための地球にしたいのだ


チンパンジーや
虫けらのための地球ではない
地球破壊をもたらすアイツや
わがままばかり言うアイツのためではない
自分のための地球を維持したいのだ


でも自分には
地球を支配するほどの力がない
だから
せめて
自分の土地を所有して
その中で
自分のための世界を創る


理想の世界を創るために
自分の為にならない不都合な存在を
自分の土地から取り去り
他の土地に捨ててゆく


自分のための土地を維持可能にするためには
不都合な存在の捨て場所が必要という訳だ


捨て場所が飽和したらどうしよう?


そんなことは
自分の土地の範囲外の出来事だから
後回しにして考えよう


こうして後回しにされと所と
先回りして考える自分の場所の間に
大きな淵ができ
それぞれを容認するために
別次元の理論が
それぞれの場所に出来上がる


やがて
土地が分断され
それぞれの土地に
それぞれの理論が乱立し
次元の異なる世界が多数存在している


たとえば
放射能が漏れるような
それぞれの世界が飽和して漏れ出すような事態がなく
それぞれの世界に収まっていれば
とても平和だ


能力には限界がある


飽和を超える特異点が
世界の限界ということなのだろう


思考の世界では
特異点も思考する存在だから
思考しなければ存在しない
けれども
現実の世界では
特異点はあるがままに存在している


人間が絶滅する特異点も
あるがままに存在しているから
それを思考しなければ
人類の持続可能性を低めることになる


地球環境を維持する思考と
人類を維持する思考は
異なる世界観を創造するように
人類を維持する思考と
自分を維持する思考も
異なる世界観を築く


その世界観が
自分の土地の在り様に連なっているのだろう


「さて、、、
 自分の土地をどのように使っているだろうか?」
こう思いながら
改めて私の土地を眺めてみると
見事なほどに
私の利便性ばかりを考えた自己中な土地となっている


「狭い土地なので仕方がない」と
言い訳を添えるより仕方がない状況だ


地球をないがしろにしようとしている訳では決してありません
ただ
結果としてそうなってしまっただけなのです
地球を大事にしたい思いに満ち溢れているのです
でも
私の小さな土地は私のものです


私の小さな体は私だけのものなのです


地球より大切な小さな私の身体です

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