再現競争:原因と結果の循環としての愛
愛があるから
互いに恵みをもたらし合う
互いに恵みをもたらし合うから
愛が育まれる
愛と互恵は
それぞれに原因となり
結果となり循環している
そんな好循環の中にあると
愛も互恵も高めあってゆく
このような意味において
肺と内臓
それに心臓は
互いに恵みを施し合い
大いなる愛を育んでいる
肺と内臓は
互いに必要であるからつながっていて
つなかっているから
互いに恵みを施し合っている
必要不可欠な関係であるためには
互恵的でなければならず
互恵的であるためには
必要不可欠な関係でなければならない
文1
AはBに恵みをもたらすので
BにはAが必要不可欠である
文2
BはAに恵みをもたらすので
AはBが必要不可欠である
文1と文2はそれぞれ独立して成立しうるところ
文1と文2が共存すると
より強固な関係が
A[とBの間に形成される
そこで
文3
恵みを維持するために
互いに相手から必要とされたい
という意志めいた必要性が有用となる
この有用性の実践として
利己を追求するためにの手段としての利他性が出現する
自己を再現するために
他者を必要とする
個の必要性において
利他性が発達し
自己の再現をより効率的に実践し
再現競争を有利に進める戦略がある
このような互恵的結合戦略の成果として
多細胞化や集団組織の形成を眺めることができる