再現競争:自然の摂理と生命の摂理
自然の摂理において
同じ時間同じ空間は
二度と現れない
いつでも何かが
異なっているのが自然な時の流れだ
これに対して
生命の摂理においては
時間の流れの中で同じが追及される
同じものを集め
同じように組み上げ
同じような状態を維持し続けている
だから生命は
自然にあらがう能力が試され続けている
しかも
同じものを集めるライバルたちとも争わなければ
自然にあらがう能力を発揮できない
この争いと
この抗いの中で
生命は進化してきた
私も何かと争っている
何かに抗い続けている
その何かが
厳然と明確である場合もあれば
漠然とした不安であることもある
生命の宿命であり
それは明日への糧なのだろう