ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

再現競争:自己および周辺の持続性保持戦略


太陽の周りを
地球が周回している


もう一度
太陽系が作り直されたとき
今の地球の状態が再現される確率は
非常に小さい


地球の公転速度が今のままで
地球の質量がもっと大きかったり
もっと小さかったりしていると
太陽に墜落するか
太陽系から放り出されるかするからだ


このような
非常に小さい確率でしか起こらないことが
現に存在している


きわめて小さな確率でしか起こらないことでも
一度起こると
繰り返されることは
長らく続くことになるので
長い長い時間存在し続けることになる


地球は
同じ場所を回り続けているから
今も昔も存在している


この回り馴れた軌道を逸脱すれば
この軌道には存在しないことになり
今まで通りの地球ではいられなくなるだろう


たとえば
ある日
地球の公転軌道の空間の粘着性が上がると
地球の速度は低下して
太陽に吸い込まれてゆくようになってしまう


このように
同じことを繰り返すことにより存在している場合
ちょっとしたことで
その存在が存続の危機に陥る


雨ばかり続いても
晴れの日ばかりが続いても
飢饉が発生する


だから
自分ばかりではなく周りも
同じであり続けなければ
自分を維持できない


再現競争は
事故の持続性保持政略も重要であるが
周辺の持続性保持戦略も重要である


このあたりに
利他性の起源も
支配欲の起源もあるのだろう

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