ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

再現競争:同じと違うを揺れ動く再現


スノーボールアース


今から7億年前くらい
地球全体が氷に閉ざされていたという仮説がある


地球は
いつも同じ地球なのだけれど
いつも違う姿で
太陽の周りをまわっている


状態がいかに変わろうとも
地球は地球だ


春であろうが
夏であろうが
日本は日本だ


私も
成長しても
衰えても
私のままだ


違っても同じだ


ありえないくらいの確率で
物質が組み合わせで形成されている私を
私が再現し続けているから
私は私のままでいる


少しずつ
再生され方が変わり
成長したり
衰えても
私を再生しようとしている限り
私は私のままでいる


今ある私は私の本質ではなく
私の断面で
私の本質は
私を再現するシステムにある


この再現のシステムの中で
私は
変りながら私を維持している


同じを作り続けているのだ


言葉も同じを作り続けている


「親切は人のためならず」


使われ方が変わり
ニュアンスが変わる


人のためにならないのか
自分のためにあるものか
揺れ動きながらも
言葉は繰り返され
変わりながらも
どこかしら
同じをそれぞれに維持している

×

非ログインユーザーとして返信する