ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

循環と義務:民主と独裁


支配下にあるものに対しては
諮ることもなく
ただ指図すれば
秩序は維持される


指図できない支配下にないものに対しては
内部の循環が要求する欲望を
外部に表出して
良いものやら
悪いものやら迷いながら
恐る恐る実践し
不言的に外部に諮ったりする


許されないことであれば
それを諦め別の方法で
内部の循環を維持しなければならない


この諦めを良しとしなければ
外部を支配下に置き
内部の循環が要求する欲望を実践できるよう
秩序を再編しなければならない


諦めを良しとしなければ
自分以外の外部には諮ることを許さない
強力な支配を求め続けることになる


そんな支配下に入れば
生きることの本質ともいうべき「諮ること」を許されなくなる


やりたいことを
恐る恐るすることも
言葉にすることさえ憚られなければならなくなる


祈ることすら許されなくなることもあるかもしれない


無人の大地にも
自然の緩やかな支配があり
様々な生き物たちが
その自然に対して
様々な欲求を諮りながら実践し生きている


都会には都会の支配があり
人里には人里の支配があり
森には森の支配が
海には海の
川には川の支配があり
それのぞれの支配下で
私は
それぞれの場所で
何かを祈り求め諮りながら
時を過ごさせてもらっている

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