ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:洞窟の比喩と永続性の揺らぎ


プラトンが
イデアを説明するのに
洞窟の中の松明のたとえ話をしたという


洞窟の比喩と呼ばれるその例え話は
概略
我々は洞窟の中で
松明の灯に照らされたものの
その影を見ているけれど
照らされているそのものを
見ているわけではない
ということのようだ


プラトンにしてみれば
通常見聞きしているものは
このたとえ話でいうところの影のようなものだ
ということだ




なるほど
刺激と反応は
日常的に見聞きすることができる対象だ


これに対して
反応の仕組みは
プラトンの洞窟の比喩でいるところの
灯に照らされているもののように
見聞きすることはできない対象だ
しかし
それがなければ
刺激も反応も生まれないより本質的なものとして
反応を引き起こす仕組みが
生命により維持され展開されている


こうした反応の仕組みの中には
目的に彩られた計画が盛り込まれている


語りつがれる観念も
このような仕組みの一部として
人間の反応を生み出している





言葉は
こうした反応の仕組みを
画一化するための技術として
その機能を発揮している


そして
永続するための技術として
その機能を発揮しているが
言葉も変わる性質があり
その永続性も
言葉の遷移に連れ変わってゆく





DNAは
こうした反応の仕組みを
画一化するための技術として
その機能を発揮している


そして
永続するための技術として
その機能を発揮しているが
DNAも変わる性質があり
その永続性も
DNAの遷移に連れて変わってゆく





変わるものと変わらないものが
変わるスピードの違いの中で現れれは消えながら
葛藤を巻き起こす


松明の炎の揺らぎの様だ

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