ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

不平等のまま進むルアーな仕掛け


猫は
都合の良いことも
都合の悪いこともまき散らす


こちらの都合を無視して
まき散らす


人間は
こちらの都合もわかっているのだろう
都合の悪いことにあわせて
都合の良いことも一緒に渡してくれるから
有難い
やはり猫とは違う


ただ
往々にして
都合の良いことばかりに目が行って
都合の悪いことを
後から気が付くことがある


この辺は
猫も同じだ


なぜ良いことに飛びつくと
あとから悪いことがついてくるのだろう
いつもそう思いながらも
また懲りず
良さげなことに飛びついてゆくのだから
社会はうまく回ってゆく


ルアーにとびつく魚がいなければ
ルアーに価値はない


猫に飛びつく人がいなければ
猫に価値はない


社会に飛び込む人がいなければ
社会に価値はない


ーーーーー
メモ


同じ仕事をするにしても
なんと言われてするかで
大分、気分が違う


本能的に
相手が得なのか
自分が得なのかを
天秤にかけるのだろう


自分が得だと思うと
喜んで損をする


人間を魅了して
うまくだました猫は
幸せそうにあくびをして目を閉じる
天下泰平だ
得だけもらおう
そんな風にも見受けられる
・・・ズルい


そんな猫には私はなれない


だから
私は一生懸命に社会の中を泳いでいる
水しぶきのように
周りに何かをまき散らかしながら
進んでゆく
止まったら沈むのではないかと
自分をムチ打ち進んでいる


考えれば
うまく泳げる生き物もいれば
下手ながら泳ぐ生き物もいる
ゆっくり泳ぐ生き物もいれば
急いで泳がなければ死んでしまう生き物もいる


皆な同じように泳げといっても
無理がある


不平等だ


それでも
ウサギはウサギなりに
狼は狼なりに
苦労して泳いでいるから
頭が下がる


わたしはわたしなりに
損をして
得をして
泳いでいる


このままでよいのか迷いもあるのだが
そんなことを考えているよりも
このまま進んでいれば
沈むこともしばらくなさそうだ


そんな風に思える幸せが
猫のあくびから
洩れてきた


損をしていても
そのうちいいことがあるだろう。。。
・・・あるだろう。。。

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