ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

仮想空間の夢としての形而上


ああなったら始めて
こうなったら終わりにする


このような条件文の
「ああなった」「こうなった」は
仮定事象で
「始める」「終わる」は
仮想実践だ


どちらも実践されてはいない
仮想の存在だ


以上のような仮想的存在から
業務マニュアルなどが作られ
アルゴリズムが実践される


このようなアルゴリズムにより
成立している実践世界では
想定内の出来事に対しては
事前準備された条件文に従い
実践すればよい


逆に言えば
想定外の出来事があっては
アルゴリズムがうまく機能しないので
困ってしまう
だから
あらかじめ
全ての出来事が想定されていなければならない


未来の出来事が想定されているということは
いまだ起こっていない未来が
存在していなければならない


現在に
未来を存在させる


この能力において
アルゴリズムが成立しているということになる


そんな仮想的な未来が
文章やDNAとして
現在に存在し
想定内の出来事に対し
見事に対応の実践を繰り返している


ーーーーー
メモ


情報の世界には
過去も未来も存在する


実践は現在にしかない


過去を参考にして
未来を思い描き実践するためには
情報化された過去と未来が
仮想時空に存在していなければならない


このような過去や未来が
現在の実践の背後世界に存在している


形而上とは
そんな仮想時空の夢であろう


全ての未来を想定できる
そんな究極のアルゴリズム成立に向けた
前提を整える夢である


想定されていることのみからなる
限定された形而上の叡智である

×

非ログインユーザーとして返信する