ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

幸せのはかなさ


身長や
体重
顔かたち
等々
身体的特徴で
あれこれ考えてしまうことがある


あれこれ考えてしまうのは
往々にして
劣等感を持っていることに関してだ


性格にしても
運動能力にしても
なんとなく
下手で不器用なところを
あれこれ後悔しながら考える


逆に
考えずに済んでいることは
幸せな領域なのだろう


ごくたまに
他人から
羨ましがられることがあるけれど
自分ではさして意識していないことが多い


考えもしていないことが
恵まれていることなのだろう


健康のありがたさも
病気にならないと実感できないのと同じだ


考えず
浅はかでいられること
そこに幸せがあるのだろう


壊れそうなバランスの中で
力強く息づいている小さな幸せが
たくさんたくさん詰まっている


気が付けないのがもったいない


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メモ


外出する時
雨が降ったらいけないから傘を持つ
寒くなるといけないから
熱い上着も持ってゆく
逆に暑い日になるといけないから
薄めの着替えも持ってゆく
偶然、品の良い友人に会うといけないから
品の良い着替えも必要だ
地震がきて
野宿しなければならなくなると大変だから
あれもこれも大きな荷物に積み込みたくなる


考えるという事は
かように際限がない


あえて
うすっぺらにならないと
なかなか幸せにはなれぬのだろう


普遍的なことを追及してゆくと
どんどん日常的な幸せが遠ざかる


それでも
いつでもどこでも幸せになろうと
頭を使って考える


そう
思考を鍛えて
幸せをすこしづつひろげてゆく


どんどんどんどん広げてゆくと
やがて
自分の幸せばかりでなく
遠く地球の裏側に住む人の幸せまで
広げて考えることができるようになるだろう


そして私の影は薄くなる

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