ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

一笑二敗がちょうどいい


雨にも負けず
風にも負けず
このように
天候に勝っても
天候はびくともしないから
遠慮なく勝てばいい


でも
相手が人間ならば話が違う


相手が虫であっても違うのだ
たとえば
ゴキブリのような強い相手なら
勝っても勝っても
相手はびくともせずに
またやってくる


それに
ただ勝てばいいというものでもない


殺虫剤が行き渡り
野山の蝶が激減しているという


人間が勝ち続けてゆくと
もっともっとたくさんの昆虫が絶滅してゆく


気候や虫とは違い
相手が人間となると
またまた違う
あからさまな勝ち負けは遠慮される


そして
持続可能的な争いが継続してゆく


小さな勝負や
大きな勝負が入り混じり
これらの総合的な結果として
優勢劣勢が判断される


そのなかで
負けるが勝ちということも出てくる


皆それぞれに
小さな勝負で負けながら
大きな勝負で勝てれば
笑顔が広がる


継続可能世界
サステナブルワールドには負けが必要だ
けれど
負けず嫌いの人が多くいる


負けず嫌いは
負けたことをよく覚えている
そして
勝ったことなど
当たり前のことととして
忘れてしまったりしている


だから
一勝二敗がちょうどいい
一笑二敗がちょうどいい


ちょっと負けが込んでいるかな
そんなところで
世界の継続に貢献する


負け続けるのも切ないが
勝ち続けるのも考え物だ

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