言葉の芯もしくは表層
文章ばかりを読むのではなく
顔色や
情勢も読んだりする
ネコは
文章は読まないけれど
顔色や
情勢は読んでいる様子に見える
目があり
見たものに意志を感じる
そして
見たものに応じて
顔つきを変える
人間もネコの顔色を読む
ネコの意思を読み解こうとする
言葉はないけれど
言葉の意味にあたる部分を察している
言葉が持つ
形 音 意味
そのうちの意味だけを
ネコとの間で取り交わしている
この意味が
言葉の芯であり
形や音は言葉の表層だ
そう考えると
猫も言葉を持っているのだろう
言葉の芯を理解しているようだ
言葉の表層に振り回されてはいけない
言葉が初めにあったとすれば
それは
意味の部分であり
形や音は後から生まれたものだ