ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

神々の支配を超えて


生きるということには
犠牲を求める側面がある
と同時に
犠牲にならないように
構える側面がある
さらには
あえて
犠牲になろうとする側面まである


様々な側面を備え持ちながら
何を披露するのかを選択している主体が生命である


この主体が何を選択するのかに
影響を与える要因が
様々に存在している


言葉による遠隔操作は
やわらかなホルモンの制御のようだ


様々なホルモンが
様々な側面を表出させようと作用する細胞の表面


細胞は
様々なホルモンを崇める
多神教の信者のようだ


多神教の世界の中で
偏見を誘導する様々な噂の渦の中で
準備されている表現のうちのいくつかが選ばれる


このような自由な噂の世界が多神教だ


これに対して
一神教では
噂話の統一が図られる


タブーとされる噂話が増え
制限が強固になりながら
一神教は大きく花開く


自由で混乱を導く噂話を隠蔽し
大いなる平穏を導くのだ


一党支配


多元的自然に一筋の道を開くのだ


人間という神が
多元的自然を
無機質なコンクリートで固めてゆく
これも一神教への傾倒だろうか



ミッドサマーという映画を観た



神は文化の統合の象徴なのだろう
だから文化の数だけ神がある


文化の秩序を守るために
神が奉られ
邪悪な神は忌み嫌われる


文化を愛する象徴として神がある


恋をしている二人には
その二人にふさわしい神が宿るのだろう
結婚している二人には
やはり
その二人にふさわしい神を育んでいるのだろう


しかし
その様々な神様がいる


それらの神々ともうまくやるには
大きな統一神が必要だ


必要があれば創られてゆく


神は創造され続けてゆくのだろう


創造されながら
文化と共に
生きながらえてゆくのだろう

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