トリプルワールド57
自らが発した刺激に対して
自らが望む反応が返ってくる領域は
その主体の支配領域だ
このような
自作自演の仕込みが
強く仕込むことができている場合もあれば
弱い仕込みしかできていない場合もある
いずれにしても
このような仕込みには
コストがかかる
マジシャンは
このような仕組みを
空間の中にたくさん仕掛けて置き
その仕組みの範囲内において
空間を支配して
自らがその空間を操っている
組織の長は
その権限という仕組みにおいて
組織を操っている
その支配下にある主体は
反応を制限されている
この自由の制約において
支配世界が維持される
会社には会社の支配領域があり
マイホームにはマイホームの支配領域があり
どちらでもないサードプレイスに安らぎが生まれたりする
このように
刺激に対する反応を棲み分けて
サードワールドが展開している