ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

トリプルワールド69


文字に厚みは存在するか?


理論的には
理論的には二次元の存在であるが
拡大鏡で見れば
凸凹がたくさんあるだろう


すれば
文字にも空間が必要ということになる


では
意識に空間が必要か?


別の言い方をすれば
意味に空間は必要か?


文字の空間に意味が存在せず
文字を見た反応として意味が生じる


文字の空間と意味は別物だ


文字を目で見ることはできても
その文字の意味を目で見ることはできない


意味が
霧のように
文字の空間に立ち込めているようなことはない


同じように
目で見た景色を認識している意識にも
景色の空間は存在しないことになるだろう


空間と認識の関係は
文字とその意味と同じように
反応を制御して
成立している反応の世界ということだ


空間の刺激に対し
意識が制御された特別な反応をして
意識の中に
空間を似せた世界が再構成される


文字という空間も
このような反応により
何かに似せた意味世界に変換されている


空間とは別の世界が
意識の中に成立している


この世界は
反応をもたらす刺激に似せて構成されているので
刺激をもたらす空間と密接に関係しており
この関係性の正確さにおいて
意識世界の有用性が測らることもできよう


空間とその視覚世界
文字とその意味世界
関連性が高いほどに
刺激とその反応の共役性が高いということだ


無論
空間と空間でない存在の関係は
完全に一致しない


この不一致の中での無矛盾性が貴重であり
この貴重な関係を追い求めることで
さらに空間と世界の関連性を高めている


逆に言えば
基本的には
矛盾が生じる世界として
意識が存在している


鍛えられ
空間と意識の整合性が高まっているに過ぎない


だから
より多くの多種類の意識を統合して
無矛盾性をより高める努力を重ねる必要がある


意識は
矛盾をはらんだ様々な世界から統合される
整合的統一を求める反応世界だ


そう考えれば
なぜ
色々考えれば考えるほど
たくさんの疑問が出てきて
収取が付きにくくなるのか
少しわかったような気になれる


色々考えれば考えるほど
矛盾がどこかに入り込みやすくなるし
整合性も取りにくくなる


あちらを立てれば
こちらが立たない


考えるうちに
何かを不用意に立ててしまい
立ててしまうから矛盾が生まれる


まあ
意識は
刺激に対する反応なので
何もないところに
何かを立てる機構そのものだ


何もないところに何かを置けば
「ない」が「ある」になり
矛盾が生じる


意識は
そもそもが
矛盾を生むような装置ということなのだ

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