ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

トリプルワールド74


朝陽が射しはじめ
起き上がり活動する


このように環境で繰り広げられる太陽の動きが
朝陽となり
生命の主体に刺激を与えている


身体の外部で繰り広げられる刺激と反応のやり取りは
環境での出来事であり
内部の主体性を保持している主体からすれば
主体外の出来事であり
独我論的な内部世界の外にある世界であり
独我論的な受動刺激の源だ


このような環境が
主体へ刺激をもたらし
主体がそれに反応する


朝日が昇っても
起きて活動してもしなくてもよいが
ついつい活動してしまうのは
反応主体の能動というだけでなく
環境による支配でもある


袋に詰め込まれたイナゴにしてみれば
この袋の中の他のイナゴが暴れる刺激に反応して
自分もバタバタしてしまうのも
環境が活動主体を支配する構造にある


フェロモンに従い行動する
社会性昆虫の行動も
環境による活動主体の支配である


活動主体が環境からの刺激に対して
定型的な反応を顕せば顕すほどに
環境による活動主体は環境の支配下に置かれることになる
そして
外部にある特定の世界からの刺激に
濃密に反応すればするほど
その活動主体は
その外部世界に支配され
取り込まれてゆくことになる


細胞という世界は
多細胞生物における
内部世界だ


多細胞生物の細胞にも
独我論的世界があって
その細胞は身体世界からの刺激を
細胞の独我論的世界に発生する刺激として受動し
これに反応しているのかもしれない


そして
なぜその刺激を受取るのだろう?
なぜその刺激に対して特定の反応を起こすのか?
そんな自問自答を繰り返しているのかもしれない


刺激も
それに対する反応も
周りの細胞と共に動き流転している


細胞もこんな哲学を展開しているかもしれません


主体外部にあるファーストワールドやサードワールドは
セカンドワールトを主宰する主体には
敵にも味方にもなる刺激の源だ


刺激は
被支配の入口だ


流転の源の
支配の入口だ

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