命は
物質か？状態か？と聞かれたら
状態と答えたい

まあ
状態は
物質があっての状態なのだから
言葉のお遊びのようなものなのだけれど
化石や
ミイラや
死体が「物質」ならば
動いている
生きている命は「状態」だ

「状態」を辞書で引くと
「時間に従って変化する物事の、
　ある時点における形状や性質、進行具合」
と出ていた

これを応用すると
「命」は
「やがて死を迎える生物の、
　死に至っていない時点における形状や性質としての状態」
と言えるのではないでしょうか

移ろいゆく時代が状態であるように
状態には予測不能なところがある

生命も
生まれ
成長し
衰え
死んでゆくという基本路線があるのだけれど
生まれてすぐ死んでしまうこともある

状態を管理し維持してゆくことは
至難の業なのだから仕方がない

うまく生命の思惑通りに事が進めば
有機物の秩序だった構築物の集合体が
状態として
生命活動を既定路線に従い遷移してゆく

社会も状態だ

この社会の恒常的状態を保とうと
私も微力を注ぎ続ける

恒常的状態を維持するために
有益で必要な能動的反応を送り続ける