ひとりでは叶えられない夢を
皆で叶えようとして
チームができあがる
そして
皆で
チームに協力して
夢をかなえるべく努力を重ねる

こんな
自力でも
絶対他力でもないところに
他力本願が存在するのだろう

だからなのだろう
チームの結束が強いほど
裏切りは許されなくなり
チームへの忠誠を誓う場面も増えてくる

自分という中心を脱して
チームを中心に実践を重ねてゆく

理不尽な要求がチームから下されても
容易にそれを拒否できない

拒否をする為に理由が欲しくなっているようならば
もうかなりチームのために自分を滅している

チームは
人間が生き延びるために編み出した智慧である

智慧は
武器であると同時に
重荷となるから
人間は悩み続けることになる

生きることを中心に据えて生きることと
考えることを中心に据えて生きることは
同じことであったり
違うことであったりするのは
考えることが動くことだからなのだろう

他力本願が
滅私奉公のように思えることもあり
滅私奉公が
他力本願に思えることもある

どちらも生きる姿であることには
違いがない